つうことで、犯人は緑橋さん。緑橋さんは「劇団の路線変更を気に入らなかった」安楽椅子探偵否定派です。
舞台の上で安楽椅子探偵を殺して、安楽椅子探偵なんて演目を消し去りたかったのですね。たぶん。
ついでに、座長を犯人に仕立て上げることができれば、次のトップは自分。万が一永田さんが座長になっても
彼女もまた安楽椅子探偵否定派。路線変更も夢ではなかったかもしれません。
一挙両得を狙った殺人だったのでしょうが、俺が安楽椅子探偵だと気取っていた楽太が、まさか安夫に代役を
させていたとは思いつかなかったのでしょう。
真相を確認するために、急な呼び出しをかけた結果が、資料室での楽太殺しへと続いていきます。
そして、舞台の上で安楽椅子探偵役を殺し、公演を中止し、座長を除き、旧路線へ戻ることが彼の夢だったと思われます。
ラベル:安楽椅子探偵8